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言葉にするのって難しいですね [歯科技工士]

前回の記事にたくさんのコメントをいただき有り難うございました。

皆さんの、業界を良くしたいという気持ちが伝わってきました。

人を雇う側、雇われる側、それぞれが悩みを抱えていますが、何をどう改善すればよいのか見えてきたのではないでしょうか?

多くの技工所経営者は自分の事で精一杯で、従業員の生活は後回しになっている。

これは経営者が悪いと言っているのではなく、専門学校を卒業して間もない技工士はハッキリ言って使い物にならない、給料を貰えるだけの技術が全然身についていないという事が大きな要因になっているのではないでしょうか。

経営者からすれば、せっかく給料を払っているのに仕事は何も出来ない、おまけにミスの連続、商品である模型を割られたりして、新卒の技工士を雇うというのは相当なリスクを背負う事にもなります。

新卒の子からすれば、慣れない環境で、学校ではやったことの無い作業の連続、模型の持ち方も分からないうえにどう削れば良いのかさえ分からない状態、ミスが出来ないから慎重になりすぎて時間がかかってしまう。


どちらも大きな悩みを抱えているんです。

そんな中でみんな必死になって考えて考えて少しでも良くしようと頑張っているんです。

経営者の意識を変えたところでこの業界全体が潤うとは思えません。

もう限界だという人も少なくないでしょう。

技工料金の見直し、歯科技工士養成学校の修業年数を引き上げがされない限り、この業界は低迷し続けると思います。


それじゃぁ何故私が経営者を叩こうとするのか、今までいただいたコメントを見ていると私の本心が伝わっていないようで…。


経営者には2種類のタイプが存在すると私は思っています。

孤立型と共存型

私が許せないのは孤立型経営者です。

孤立型経営者に見られる特徴、それは責任の放棄です。

従業員をボロボロになるまで働かせ、壊れたら新卒を雇えばいいと思っている人、許せません。

「売り上げが少ないから残業は当たり前」

「どこの技工所も深夜まで残業してる」

まるで「俺は悪くない」と言ってるように聞こえます。

人を雇うという事は、従業員の人生を背負うということです。

毎日深夜まで働いている従業員がいるにもかかわらず、経営者は夕方には仕事を終わらせパチンコに行ったりキャバクラに行ったり…。

従業員が汗水流して働いて稼いだお金を遊びに使っている人までいます。

自分さえ良かったら良いんでしょうね。

従業員が過労死、自殺した時、経営者はどう対処するのでしょうか。


こんな会社もあります。

模型作り、研磨を担当している新入社員に「今お前がやってる仕事は一銭の価値も無いことや」と平気で言う経営者。

私からしてみれば、そんな事言うんだったら稼げるように育ててあげたら良いのにと思うのですが、そんな事を言う人に限って何も教えないんですよ。

作業を分業化してしまって模型を削る人、のこぎりで切る人、人口歯を配列する人、研磨する人、それぞれの仕事が完全に分かれてしまっているんです。

中には模型作りだけで5年働いているという社員までいました。

これじゃぁ技術は身につきません。

独立開業なんて夢のまた夢。

一生そこのラボから出られなくなってしまいます。

仕事が終わってから練習しても、時間は限られています。

気がついた時には手遅れでしょう。

たぶんこれは経営者の策略なんでしょうね。

独立されたら自分のライバルが増えるだけですから。

そんな会社、早く辞めてしまえば良いのに。

今の私だったらそう思います。

みんな手遅れになった頃にやっと気付くんです。


C・haさんが前回のコメントで残してくれた言葉、

>もう完全にマインドコントロールされてしまっているんですよ。
こうなるともう誰が何て言っても無理。
本人が変わらないと・・・・・。

以前の私がそうでした。

倒れるまで仕事の事しか頭に無く、健康や生活の事なんて後回しになっていました。

技術を身につければ何とかなる!

そう自分に言い聞かせ働き続けた結果がこれです。

中堅、ベテラン技工士の多くは技工士ってそんなもんやろって思い込んでるでしょう。

だからこそ若い人の意見が欲しい。

業界に染まっていない人間の声が聞きたいんです。



先日、とある技工所の経営者の方と食事をしました。

よくそこで仕事をさせてもらっているので、従業員の事も知っていてとても内容の濃い話ができました。

その方は共存型の思想を持っていて、この業界のあるべき姿を私に見せてくれました。

売り上げが少ないからと言って、責任を従業員に押し付けません。

売り上げが少なかったら自費率を上げたり、色々考えて従業員の負担をなるべく減らすように努力されています。

仕事が出来ない従業員には社長自らが相談に乗り、技術指導を行ないます。

人を育てるのが技工士の仕事、経営者次第で技工士という仕事は天国にも地獄にもなるということを、その方はよく理解されています。

最初は出来ないのが当たり前、出来るようにするのが私の仕事と、新卒者の現状を正面から受け止めています。

若い社員には「彼女の為に早く仕事を終わらせなさい」と、仕事以外の時間も大切にするように教育しています。

技工に対する姿勢も完璧です。

保険だからと言って一切手を抜く事はありません。

技工料金の値下げはハッキリと断ります。

プライドを持って仕事をしているからです。

そんな方でも苦しんでいます。

保険だけの売り上げでは食べていけないのです。

いくら高いからと言っても保険の技工料金には限界があります。

手間をかければかけるほど赤字が大きくなります。

手を抜いて作業時間を少なくすればもっと数をこなせるし、売り上げも増えるんですけど絶対にしません。

それでも従業員の生活を守ろうと必死になって考えるのが経営者の本当の姿なのではないでしょうか?

そこの会社の従業員はみんな夢を持っています。

みんな社長に恩を返すために必死になって仕事を覚えようとしています。


従業員に怨まれるようなことをしていたら経営者も人間不信になりますよ。

でも従業員を信じればみんなその期待に応えようと必死に頑張ってくれるんです。

人を粗末に扱う会社は滅びるべきです。

経営者も考えるべきです。

どうすれば従業員の生活を守れるのか、それすら考えられない経営者…許せません、叩きます。



今の技工料金だとハッキリ言って普通の生活は無理です。

自費の仕事を増やしたりすればそれなりに生活は潤うでしょうが、そうなった時に保険のインレーやコアは一体誰がするんでしょうか?

末端の技工士がすればいいんでしょうか?薄利多売でやってる技工士が…。

技工料金の地域差はありますが、私のところは金属代は別でFCKが1本1,700円です。

高価な機材なんて買えません。

私が働いている院内は遠心しかないので鋳造だけは別のところでやっています。

キャスコム…感動します。

全自動でやってくれるしエラーが全く出ません。

スコープを見ながらの研磨が楽しくて仕方ないです。

技工の質が一気に変わりました。

本来全ての技工所に無ければいけないのでしょうが、機材を揃える余裕も無い所が多いんじゃないでしょうか?


王譯平さんのブログ、拝見させていただきました。

ヤバイです日本の技工所は…。

日本の技工所の殆どが小規模であるという事も大きな原因だと思います。

独立を迫られるような環境だから仕方ないのかもしれませんが、多くの技工士が孤立してしまっています。

個人ラボだと技工物の数もたかがしれています。

設備投資にまわすお金が技工料金で消化できれば良いのですが、保険をメインで扱う所にとっては苦しいでしょう。

ましてや歯科医師の多くは安い技工物を好みます。

良い環境で作られた技工物にはそれなりの付加価値が加わりますが、その良さが理解できる歯科医師を見つけなければいけません。

安くて良い技工物なんてまずありえないというのが私の考えです。

技工料金って技術料ですから、安いものはそれなりに手を抜いて作られているという事です。


コットンさんからいただいたコメント、すごく重要な事が書かれています。

>第三者の立場から見れば、
歯科医は全国同じ保険点数貰うのに、
なぜ技工を委託される歯科技工士は個別で技工料金が違うんだろう?って単純に疑問があります…。


これはハッキリ言って国家による詐欺と同じですよね。

本来平等であるはずの保険治療金儲けの手段として利用されているんですよ。

一番の被害者は患者さんです。

技術料を限界まで下げられた技工物を口腔内にセットされるのですから…。

ういたお金は全て歯科医師のふところに入っています。(真面目に頑張っておられる先生方ごめんなさい、経営が苦しいのは理解しています)

なぜこんなことが法律で許されているのか。

歯科医師会と政治家の深い繋がりがあるからではないでしょうか。

歯科医師会から献金を受け取った政治家たちが作った法律だからではないでしょうか。

王譯平さんのブログに書かれている事、「負の遺産」です。

前政権がいかに悪い事をしていたか…、政治と金の問題を世間に知ってもらわなければいけませんね。



私がこれから先、何をしたいのか…やはり皆さんに伝えないといけないようですね。

このブログを始めたきっかけは、私の経験してきた事をブログにすることで同じ思いをしてきた人たちが集まると思ったからです。

技工士の多くは最悪な労働環境で働いています。

そんな人たちに今まで経験してきた事、業界の改善して欲しいところなどを私に伝えて欲しかった。

従業員だけじゃない、経営者も従業員に給料が払えずサービス残業で赤字を埋めている現実を語って欲しかった。

技工士を第三者の立場から見ている者、家族や友人、恋人からの意見

この業界の生々しい現実を多くの人に語ってもらえれば、歯科技工士が将来日本からいなくなるという未来が見えてくるのでは…と私は思っています。

しかし忙しい技工士は時間がないので、だびでさんが仰るように「技工士の家族」キーになるでしょうね。

メールボックスを開設したかったのもその理由です。

1000件くらいの情報が欲しいです。

情報を集めるために全国の国家試験会場で宣伝のビラ配りするなんて方法もありです。

技工士を集めるには手っ取り早い方法です。


現在ではインターネットで情報が欲しいときにいつでも手に入るようになりました。

厚生労働省のホームページから歯科技工士の情報を調べる事だってできます。

各都道府県の技工士数も調べる事ができます。

ご存知の方もおられるでしょうが、技工士の世界でも高齢化の波が押し寄せてます。

これから10年後、20年後、とんでもない事になってしまいます。

今、日本の歯科医療を支えているのは団塊の世代、ベテランの技工士なんです。

そのベテランの技工士が引退するときに、業界を支える若者があまりにも少なすぎるんです。

歯止めのきかない若者の離職、次々と閉校する養成所。

今まで若者、多くの技工士の人生を粗末に扱ってきた業界が招いた結果です。


過去から現在までの歯科技工士数の変化、年齢をグラフにしたもの。

それと比較できるように歯科医師、歯科衛生士、その他医療従事者の統計をグラフにしたもの。

国会で取り上げられた答弁のやりとり。

歯科医師会の理事たちはどう考えているのかなど、分かりやすくまとめた物をブログを通じて集めた資料と一緒に全国のテレビ局、ラジオ局、新聞社に一斉に送るつもりでした。

そして全国の都道府県知事にも。


私の住んでいる大阪

キョーレツな知事がいてますよね。

橋本知事は行政の腐ったやり方、負の遺産を大声で否定してくれると思います。

その他にも宮崎の東国原知事、東京都の石原都知事のようにキョーレツな発言をする人が大勢います。

特に石原都知事は職人の技術を大切にされる方なので、技工士の現状を知ってもらえれば必ず取り上げてくれると思います。


政治家にも働きかける必要があるでしょう。

ここで利用するのが技工士問題は前政権が残していった不の遺産であるということ。

旧政権のやり方に反感を抱く政治家ならこの問題にも興味を示してくれますよ。

選挙前ならなおさら、相手を攻撃できる材料があれば政治家だって飛びつくはずです。


1回でダメだったら10回20回と資料を送り続ければいいんです。

何回もしつこくしていたら私みたいなぺーぺーのおっさんでも知事や政治家と直接話が出来るかもしれません。

ぱっと今思いついたことしか書いていませんが、まだまだ方法はあります。

しかしこのことは正直伝えたくなかったです。

リスクを回避した方法のつもりでも、反発する人たちが妨害してくると思うからです。


私はブログに多くの人の思いが集まったら一人で行動を起こそうと思っていました。

騒ぎが大きくなれば必ず誰かの恨みを買います。

権力者の周りには危険な組織がいっぱいあります。

歯科医師だってそうです。

関わりたくない組織がバックについてることって結構あるんですよ。

だから騒ぎが小さいうちに一気に行動に移したかったんです。

今まで胸の内を隠していたことお許しください。

そしてご理解いただけると幸いです。


一人の声がこの業界を良くするという私の想いが伝わったでしょうか?

アホでも色々考えているつもりです。

負け犬の遠吠えと言われてもやってみる価値はあると思っています。

みなさん、今は辛いでしょうが考えるのを止めたらそれは後退を意味します。

雇われ技工士も、経営者も、そしてその家族もみんな笑って暮らせる時代にしましょう。

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見えてこないこと [歯科技工士]

この業界、ハッキリ言って先が見えてこない。

今、自分以外の技工士はどんな生活を送っているのさえ分かりません。

業界を良くしたいという想いが届いてきません。

時代は変わったのでしょうか。

技工士の生活水準が良くなってきたから、もう声を上げる必要は無いのでしょうか。

失意の中にこそ真の大望が生まれる

そう思っている私だからこそ、今技工士が一つになれるのかと思っていたのですが、
現代の技工士には失意が無いのかもしれませんね。


歯科医師の方からコメント頂きました。

技工士の待遇について悩んでおられますが、やはり歯科技工士自身がもっと真剣に取り組むべき問題だと思います。

歯科医師が、将来歯科技工士がいなくなったらどうしようと心配していても、歯科技工士自身が「どうでもいいや」と思っていてはダメだと思うんです。

「お前は何をしたいんだ?」という声もありますが、まずは技工士が一丸となって問題に取り組んでみませんか?

私自身は後々行動を起こそうと考えています。

しかし、その為のステップが未だ踏み出せていない状態です。

こんな状態だとメールボックスの開設もできません。

歯科技工士が団結するのは無理なのでしょうか。

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視点を変えて…続き [歯科技工士]

前回記事を載せてどれくらいコメントが来るのか楽しみにしていたのですが、思っていたよりも少なくて残念です。

歯科技工士自身が変化を望んでいないのか、もう諦めてしまっているのか、今のままでは開業さえすれば悩みは無くなるみたいな方向に結論行き着いてしまうような気がします。

業界の底上げを願うのであれば、議論を重ねて最善の方法を見つけれなければならないと思います。

だから皆さんのコメントが必要なんです。

もっともっと議論しましょう。

力を貸してください。


今回のコメントでもひらりんさんが重要な言葉を残してくれてますよね。


>この業界は構造的に給料のベアは無理なんです
>経営者が意地悪で低賃金になっているのではありません


これこそが問題の核心に触れる重要な事ではないでしょうか?

歯科技工士は独立するまで身を粉にして働かなければならないのでしょうか。

毎年多くの若者がこの業界を去っています。

途中で身体を壊してリタイヤしなければならない人だって多くいます。

過労に過労を重ねて開業した頃には精神も身体もボロボロになっていたら意味が無いです。

私が実際にそうでした。


独立開業を夢見て、技術を身につけようと必死になって働きました。

20代前半はほぼ毎日明け方まで働いて、時間を見つけては先輩の仕事を貰って早く上の仕事ができるように努力しました。

一般の技工所なんて職人気質の人が多いので誰も教えたがらないです。

自分自身で仕事を探して覚えていくしかありません。

そんな生活が続き、身体に限界を感じたので一度歯科技工士の職を離れました。

しかし就職活動をしているうちにいろんな事に気付かされました。

殆どの会社は新卒を優先して中途採用はしてくれません。

採用してくれるところなんて、飲食店など簡単な仕事ばかりです。

技工士よりは稼げましたが、夢を持てません。

若いうちはいいですが、こんなんで将来生活していけるのか?と不安になり、結局技工士に戻る事になりました。


新たな就職先の技工所も夜中の1時2時まで働くのは当たり前でした。

それでも早くこんな生活から抜け出したいという思いで一心不乱に仕事を覚えました。

しかし、過労は確実に私の身体を蝕んでいき、出勤するときに動けなくなって救急車で運ばれたこともありました。

十二指腸潰瘍、胃潰瘍、何度もできました。

度重なる疲労とストレスで強烈な脱力感から抜け出せなくなります。

ただの疲労と思い込んでいる人が多いですが、それって鬱の症状なんですよ。

周囲の人に相談しても「ただの疲れだろ」って言われるし、目の前には大量の仕事があるから休めない状況です。

鬱の症状を抱えながら働き続けました。ただの疲労だと思って。

30代になれば仕事も一通りできるようになり、自費の仕事を覚え保険の仕事も1日でフルマウス3ケースはできるようになりました。

「そろそろ独立かな」と思えるようになってきた頃、脳梗塞で倒れちゃったんですよ。

笑えないですよ、今まで遊ぶのも我慢して必死に働いてきたのにこんな事ってあるのかなって…。

身体は思い通りに動かないし、やる気も全然でないし、生きている意味すら見出せなくなってしまいました。


仕事が無ければ生活ができないのでハンデを背負った状態で就職活動をしました。

結果は不採用の連続。

中には「うちは健常者しか雇っていないんですよ」と言う歯科医師までいましたよ。

会社の面接では当然ですが、医療に携わる人間の言うことかと耳を疑ってしまいます…。

給料が安くても良いからとにかく仕事をしなければならないと思い、行き着いた先が今働いている歯科医院だったんです。

給料は時給制で、新卒と同じ750円、徐々に身体を慣らしながら今までの感覚を取り戻していきました。

技工士としての仕事だけでは足らず、半日は歯科助手の仕事を手伝っていました。

実際に歯科医療の現場を見れるのは嬉しかったですが、資格が要らない歯科助手の仕事が時給900円で、資格の要る歯科技工士の時給が750円というのは疑問で仕方なかったですね。

理由は分かっているんです。

新卒の技工士だとそれが限界だからです。

>この業界は構造的に給料のベアは無理なんです
>経営者が意地悪で低賃金になっているのではありません

この言葉、まさにその通りだと思います。

結局世間一般の人たちと同じくらいの給料を稼ごうと思ったら2倍働かなければならないんです。

手抜きして数をこなすか、品質を維持するために倍の時間働くか、どうするかは歯科技工士自身が決める事です。

必死になって品質を維持しようとする者が倒れていく業界の構造がここにあるのです。


大工さんだって家を建てるときに釘を打つ量を半分にすれば労力が半分で済みますよ。

でも家を建ててもらう側の人間からしてみれば、ちゃんと仕事をしてほしいですよね。

歯科の世界だってそうです。

歯科技工なんて手を抜けばいくらだって楽して金儲けできるんです。

インレーのパターンをパラフィンでとってる所もあるくらいですから…。(業界用語ですみません)


私は今働いている歯科医院で、自分自身の為に新たな一歩を踏み出そうとしています。

自分自身に訪れた人生の転機を活かすためです。

しかし、これはあくまでも個人レベルでの話です。

私の生活が満たされたところで、この業界の劣悪な労働環境の改善はされません。

業界の底上げがされなければ私がブログを書いている意味がありません。


私が何を訴えたいのか分からないという方もおられます。

私が何を言いたいのか、それをもっと考えて下さい。

それでも分からないという方は、頭の深い部分では考えるのを止めてしまっていると思います。

答えを決め付けるのではなく、導き出すのが今の技工業界の課題ではないでしょうか。

千里の道も一歩から

一人一人の想いがこの業界を良くすることを願っています。


50代半ばの歯科技工士さんからも素敵なコメントを頂きました。

長年技工士として頑張ってこられた人として、とても深い内容のコメントだなぁと思いました。

休みも取れない技工士になりたくないと息子さんに言われながらも、大学に進学させ、お子さんを立派に育てられた素敵な父親です。

開業されている方でさえ、長時間労働に頭を悩まされている方がこの業界には多くいます。

私は、そんな努力をされてる方はもっと裕福な暮らしをしてもいいと思うんです。



長時間働いて収入が多くなるのは当たり前です。

努力するのは必要ですが、無理はしてほしくないです。

健康はお金にかえられません。

身体を大事にして下さい。

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視点を変えて… [歯科技工士]

歯科技工士って長時間働いて、睡眠時間を切り詰めながら頑張っている人がとても多いですよね。

中には毎日定時に帰って人間らしい生活を送っている人もいるようで、このブログにもそんな方からコメントを頂いた事があります。

技工士全員が低賃金、長時間労働で苦しんでいるわけではないんですね。

だから色んな意見があります。

「毎日夜遅くまで働いてる人は手が遅い。」

「そんなに技工士が嫌なら辞めればいいのに。」

確かにそうかもしれませんね。

毎日残業をしているのには何かしら理由があると思います。

疲労が溜まりに溜まって作業効率が低下していたり、仕事に無駄が多いとか…色んな考えが出てくるでしょう。

辞めればいいのにという考え、ごもっともです。

いくら働いても給料が上がらない、モチベーションを保てない…、そんな仕事なら辞めた方がいいですよね。


でもね、少し視点を変えて歯科技工士の現状を見れば考え方が変わってくると思うんですよ。

今日はいつもと違った目線で歯科技工士について考えてみませんか?


労働相談センターの方からご協力いただきました。

長くなりますが歯科技工士の現状が見えてくるはずです。


※読んでください※



16時間労働の歯科技工妻からのコメント紹介


私の夫も・・・。 (tomomi) 2006-05-30 01:01:15

はじめまして。

私の夫も歯科技工士の仕事をしています。

週一回の日曜日とたまーーーに祝日休み。

ボーナスなし。

国民健康保険。(私の分もなので、2倍)。

なによりも納得できないのが、サービス残業です。

先週の土曜も朝の9時から、夜中の1時半に帰宅。

16時間労働ですよ!(><)許せません。

早く夫に仕事をやめてほしい。

夫の体が心配で仕方ありません。

そうでなくても、歯を研磨するときに飛び散る粉をいっぱい吸って、体によくない。

このままじゃ家庭が壊れる・・・・。夫がしんじゃう。

夫の事を考えると、かわいそうでかわいそうで。

歯科技工士の仕事なんて最悪です。

心底憎い!!!

それに、うちの場合、雇い主と夫の二人でやってる会社で・・しかもその雇い主は十年来の知り合いなんです。

ひどすぎます。

どうか今から就職する方は、技工士なんて決して儲からないですし、精神的にも、体力的にも、なんのメリットもありませんので、生涯の仕事にするのはやめたほうがいいと意見させていただきます。

ここをよんで、自殺するかたもいらっしゃるとのことで、読んでで涙が出てしまいましたよー。

私は家族として、夫を何とか支えながら出来るだけ早くやめれるよう、説得していきたいとおもいます。

またみにきます

最後に、日が変わって帰宅することは、今回だけではありません。しょっちゅうです・・・。




私も技工士でした。 (ボランティアK) 2006-05-30 19:16:22

私は歯科医院のラボで働いていましたが、やっぱり労働時間16時間以上でとても長く、そして、休み時間は0でした。

私は、社会保険があるところに何とか勤めることができましたが、社会保険なし・ボーナスなし・挙句の果てに労働保険もなしなんてザラです、

しかもそれで正社員契約って・・・わけわからない待遇。

金属や石膏の粉塵、揮発したワックスが飛び散る中、食事をほおばりながら仕事をしていました。

そうでもしなければ、割り当てられた仕事が終わらないからです。

歯科技工の仕事というのは、一般的にはきれいな室内業務と思われている節がありますが、とんでもないですよね。

騒音と最悪の雰囲気(大気)、高熱、細かい作業、一歩間違えれば大怪我の作業、その他もろもろ、基本的に肉体重労働です。

少し前まで、アスベスト・リボンまで使われていた世界です。

なによりも、一日15・6時間の労働時間なんて当たり前で(勿論36協定なし)、残業代が支払われないことなんて当たり前です(そんなこと言ったら即いじめ)。

私の同期は2年間でほとんどが歯科技工を去ることになりましたが、それは仕事内容が嫌なわけではなく、労働条件が悪すぎるからです。

その一因は、歯科技工士が作った補綴物の保険の点数が、すべて歯科医師に流れるからです。

だから、補綴物が単なる商品になってしまい、歯科医師の提示する安い価格で作りざるを得ない、つまり薄利多売競争で他の歯科技工士と共食いするしかなくなってしまう。

それだけでなく、歯科医師や、歯科技工所の経営者がそこで働く労働者の権利なんて考えていないこともあります。

私の使用者の歯科医師はよく言っていたものです、「歯科医院もなかなか儲からなくなってきたから、痛み分けを技工士にもしてもらわないと」・・・過酷な度合いは比べ物にならないのに。

論理的にも人間的にも破綻した世界が、歯科技工士の世界です。

当時は、歯科技工に携わっている友人の100%が同じ思いでした。

だけれども、みんな結局どうしていいか分からなかったんです。

でも、労働相談センターに相談したり、個人で入れる労働組合の存在を知っていたら、また違っていたかなぁとおもいます。

tomomiさんが、すごく旦那さんのことを心配していらっしゃるのを、痛いくらい分かります。

私も、当時の辛さとtomomiさんの状況が重なり涙が出てきました。

私は家族の存在がとても支えになりました。

旦那さんもそうだと思います。

袋小路に追い詰められたような気になって、どうしていいか分からなくなってしまった時は、第三者に相談することで、解決の糸口が見えてくることもありますよ。

実際の現場を知っている者として、頑張れ、なんてとてもじゃないけれど言えません。

専門の学校にも行ってせっかくなった技工士ですけれど、技工士辞めたって死ぬわけじゃない、そういう風に考えると少し楽になったのを覚えています。




わかってない!!!!!!!!!!!!! (マンさんへ) 2009-06-13 16:54:56

私の息子もまじめに技工士として働いていたのですが、

過酷な労働条件、冷たい人間関係にぐちゃぐちゃにされて、

病気になりました。

歯科技工士の世界なんて、人を人として扱ってない最低の世界です。




うちも (歯科技工士 妻) 2009-12-09 11:36:54

私も 歯科技工士の妻です

旦那は 朝 6時から 夜の10時まで 働いています

やはり サービス残業ですし ボーナスもありません

4ヶ月前に 子供がうまれ ました

私は 一緒に子育てをさせてあげたいですが 出勤するときも 帰宅じかんも 子供は寝てしまってます

旦那は 一人で 雇われてます

もう一人やとってもらえたら いいのにと 思います(・_・;)

歯科技工士さんの労働は 違法ではないんでしょうか 訴えたいです




技工士の妻。 (kayo) 2010-04-12 23:46:39

はじめまして、私の主人も20年ほど技工士をしております。

そして、5年前に過労とストレスで心臓疾患の病気になり、今は通院しながら、まだ過酷な労働条件で技工士をしています。

体のことを考えて先月から、技工所から家の近くにある法人院内にあるラボへ転職し、これからは少しは人間的な生活ができるかと思いきや、
このまえは、4連泊で風呂にも入れず食事もろくにできず、私が近くまで出向いて食事を届けたり、外食させたり持病の薬も飲むのを忘れるくらい過酷な仕事の量。

終了したと思えば次の日には大量に仕事がきます。

技工所にいた時は自宅に深夜2時には帰宅できていたのに。

ほとんど朝4、5時帰りでろくに睡眠とらずにシャワー浴びて仕事へ、そんな日々を数日していたら、朝、顔がパンパンにはれ上がり別人のような顔になっていました、

そして、ドクターにはミスが多いとクレームが、納期ミスもでて、患者の前で土下座しろと言われ直接土下座したみたいです。

数日して仕事の意欲が全くなく、いつもの主人と違うので、一緒に診療内科へ行こうと話し、私が泣いて話したら私のために最後の仕事がんばると奮起してくれたのには、号泣してしまいました。

仕事もたまったものを片付けたら解雇される予定です。

仕事している主人にもう技工を辞めてと電話で伝えました。

奴隷のような生活から開放されます。




無法業界 (ゆうじ) 2010-07-13 17:37:57

自分の住む地区はダンピングが進んで、技工士会発表の平均技工料金の約半値にまで平均技工料金が下がりました。

その為、大手技工所に大都市から大量にかき集められた技工物を丸投げされる下請けの技工所ばかり。

まさに奴隷に等しい生活です。

毎日朝8時から朝2時まで仕事、日曜日は一応休日ですが、ここ2年休んだ事ありません。

友人の結婚式や身内の葬儀さえ出席が許されない雰囲気。

パワハラ、嫌み、恫喝…。社会保険もなし、休みもボーナスもなし…給料もこれだけ働いても20万円以下…。

それに資格の無いパートさんを雇ってやらせてる技工所も多いです。

当然、違法だし、そんな技工物がまともな訳ありません。無法地帯です。

まさに現代の蟹工船です。

自分はもう限界です。フリーターの方がよほどましです。

どうせ保険なんかも無いんですから。





みなさんはこのコメントを読んでどう思われましたか?

一度、歯科技工士の妻として、歯科技工士として働く子供の親の立場になったつもりで読んで下さい。

この業界…本当に醜いです。

私も仕事を通じて鬱になり、脳梗塞で障害者になり、胃がんにもなりました。

技工士を辞めても他に雇ってくれるところなんてありません。

本当に辛くて、死んだ方がマシだと思ったことが何回もありました。

でも私だけじゃないんです。

多くの技工士とその家族が私と同じような苦しみを抱えているのです。

そんな人たちに「あなたのお子さんは手が遅いんですよ」

「お宅の旦那さん技工士の才能無いですよ」なんて言えますか?

悲しすぎます。

資本主義だからどうとかそんな問題じゃないと思います…。

今回は一部しか紹介できませんでしたが、「労働相談センター・スタッフ日記」と検索すればこのブログで紹介できなかったコメントも見る事ができます。


労働相談センターの方が仰っていました。

歯科技工士自身が立ち上がらなければならない」と。


本当に技工業界を変えたいと思っている方、コメント下さい。

技工士自身が何を望んでいるのか、私も知りたいです。

少しでも多くのコメントを頂けるのを待っています。

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泣きっ面に蜂 [歯科技工士]

療養のためしばらく大阪を離れていました。

久しぶりに家に帰ってみるとビックリ!

泥棒が入ったようで…

色んなものが無くなっていました[バッド(下向き矢印)]

当然パソコンも盗まれまして、飾ってある写真まで無くなっていました。

入院中に考えたブログの原稿も無くなってしまったワケでして…。

ホントに困りましたヽ(ill゚д゚)ノ

最近鬱が悪化しているようで、思考力が低下してます…。

また一から原稿を書かないと…。

ブログの記事、どうしようかホントに悩みますね(;゚д゚)....


でもその前に、皆さんにお礼を言わないといけませんね。

私のブログに色々なご意見をいただき大変嬉しく思っています。

色んなご意見がありますが、皆さん歯科界の事を思ってのこと。

業界にとっては良い事だと思います。

そしてこのブログを支えて下さっていることに感謝しています。

一人一人にコメントをお返ししたい気持ちは山々なのですが、対応しきれない部分があります。

大変申し訳ないのですが、ご理解していただけると幸いです。




私はこのブログを通じて歯科技工士の存在が世間に認知され、歯科技工士がプライドを持って働けるような社会になってほしいと願っています。

自分が今まで経験してきた事、それを世間に訴えれば歯科技工士の労働環境の改善につながるのではないかと思いました。

中には恵まれた環境で働いている技工士もいます。

しかし専門学校に通って多額の授業料を払い、国家資格まで取得しても8割もの若者がこの業界を去っているという現実があるのです。

その現実に目をそらし、離職者が多ければ学校を増やせばいい、国家試験をもっと簡単にして合格率を上げればいいという考えの人間が歯科業界や国の役人には多くいるのです。

未だに歯科技工士学校の多くは2年制です。

求人の多くは臨床経験3年以上が望まれている中で、未だ2年制です。

3年制にも未だ移行していません。

2年しか学んでいない新卒はハッキリ言って未熟です。

使い物にならないから長時間働かせて使い捨てにされているのです。

これでは歯科技工士が育ちません。

終わりが目に見えています…。



最終的に日本の技工士がボロボロになった時、規制緩和により無資格者でも歯科技工が行なえるようになり、日本の歯科医療のレベルが一気に下がると私は思っています。

海外の労働力にも頼らなければならないでしょう。

中国の大工場で100円ショップの商品と同じように雑貨として扱われ、パートのおばちゃんたちが流れ作業で歯を作ります。

使用金属は、とにかく安い物を使うでしょう。

アレルギーなんてすぐには出てきません。

どんな物を使ったってすぐに訴えられる事はないのです。

困るのは患者さんです。

困ったところでどうしようもありません。

仕事がなくなった日本の歯科技工士も困るでしょうが輸入代行業者として食い繋いでいくでいくか、中小ラボ(技工所)は中国系企業に買収されてしまうでしょう。

日本のブランド力を利用して世界進出する企業も出てくるかもしれませんね。



東大阪の町工場が実際に中国の企業に買収されていると聞いたことがあります。

東大阪には小さくても世界に誇れる技術をもってる工場がいっぱいあります。

しかしお金がないから設備投資ができません。

人材がいません。

人が育ちません。

景気が悪くても国は助けてくれない、それでも何とかやってきた。

そんな会社ばかりです。

もう限界ギリギリなんです。

そんな時に「あなたの会社は素晴らしい技術を持っている。我が社がお金を出しますよ。」と言われたら喜んで尻尾ふりますよ。

それで家族や従業員の生活が守れるのですから。


歯科技工士の数が減れば、自然と地位が向上するという意見を聞きました。

私もそうなってほしいと心の中で願っています。

しかしそれは需要と供給のバランスを保っていればの話です。

技工士の場合は別です。

技工士が足りないと騒がれていますが、技工士そのものの待遇は全然良くなりません。

学生1人に4社以上の求人があると聞きますが、労働環境が最悪な会社ばかりです。

普通人材を確保したいのなら労働環境や待遇を良くするはずでしょう。

しかし、それが全然できていないんですね。

そんな業界で自分たちの地位向上なんて…前向きな考えになれません。

何年も前から歯科技工士の環境は良くなると言われていますが、全然変わっていないじゃないですか。

そんな業界だからこそ、技工士全員が団結して声を上げないといけないんじゃないでしょうか?

技工士会はもうダメでしょう。

意味のない行動の繰り返し、会の存在理由すら見出せません。

今、新たな会が必要とされているのではないでしょうか。

このままだとだれも気付いてくれませんよ、技工士の存在なんて…。

何年かして「そういえば歯科技工士っていう職業があったね。」なんて会話が出てこないためにも…。
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退院しました [歯科技工士]

皆様、ご心配おかけしました。

先月、過労で倒れた時に病気が見つかり入院生活を余儀なくされブログの更新ができませんでした。

見つかった病気は胃ガンでした。

正直、人生が終わったと思い、状況も理解できず頭が真っ白になり何をしたらいいのか分からない状況で医師から「即、手術を受けて下さい!」と言われました。

現代は医療が発達しているのでガンも怖くないと言われていますが、不安で押し潰されそうになります。

まさか自分がガンになるとは思ってもいませんでした。

毎年多くの方がガンで亡くなられていますが、その中に自分も入るのかな……と。

でも手術で悪いところは取ってもらったので大丈夫だと思います。たぶん。


胃ガンは不規則な食生活ストレスが主な原因だそうです。

よく考えてみれば毎日仕事の納期に追われ、ろくに睡眠も取ることもできずストレスだらけの生活を送っていました。

規則正しい生活ですか?

そんなの今までした事がありません。

毎日夜遅く、酷いときは明け方まで働き余裕があれば少しの間だけ睡眠をとる生活。

食事は二の次、深夜にコンビニ弁当を胃に詰め込んでまた仕事…、そんな毎日の連続でした。

毎日胃がキリキリ痛むのを我慢して歯を作って、作って、作り続けました。

休日は少なかったですが、日々の疲れを癒すために一日の大半を睡眠にあてていました。

たまった洗濯物を洗ったり、部屋の掃除をするだけで休日は終わってしまいます。


1日8時間労働?1週間40時間労働?


今まで働いてきた職場では絶対にありえないです。

あったとすれば休日出勤の時だけでしょう。

1週間の労働時間は80時間を超えていました。


こんな生活をしていたら当然病気になる、そう医師から言われました。


これは私だけではない、多くの技工士が抱えている問題だと私は思います。

「嫌な事は嫌だと言えばいい」そんな声も聞きますが、それが通用する業界であればいいんですけどね…。

みなさんの育ってきた環境が違うのは当たり前です。

だから私が言ってる事が全く理解できない人もいるでしょう。

しかし、私が語っているのは「私自身が今まで経験してきた事」なのです。

私が今まで見てきたのは業界の闇ばかりです。

闇をさらけ出せばさらけ出すほど反発が強くなります。

光があれば闇もあるのは当然ですが、この業界の闇はあまりにも強すぎます。

その結果、離職率8割というとんでもない結果が事実としてあるのです。


業界に光を当てることも大切です。

しかし、今しなければならない事は「業界の闇を取り除くこと」ではないでしょうか?

技工士学校の入学者を増やして技工士数を増やせばいいという考えがありますが、そんな事よりも離職する人間を減らす事の方が大事なのではないでしょうか?

闇を取り除こうとせず、光だけを当てようとする考えに私は共感できません。

不幸な技工士がいなくなった時、自然と光が当たるようになるものだと私は思っています。

だから私は今まで経験してきた事を語り続けます。

語り続けることが今の私にできること、力の続く限りやってみようと思います。

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なぜ歯科技工士の現状は良くならないのだろうか [歯科技工士]

歯科技工の世界は明らかに異常だと思います。

安い賃金で身体を壊すギリギリまで働き、世間との交流を断ち自分の世界に引きこもって黙々と義歯を作り続ける世界に現代の若者が魅力を感じるのでしょうか?

人間としての生活ができない世界が仕事として成り立つとは到底思えません。

仕事はあくまでも生活を潤すための手段だと私は思っています。

家庭を持ち、家族と充実した生活をする為に人間は働きます。

出来る限り家族と一緒に過ごす時間を作り、絆を深め合っていくのが本当の家族ではないでしょうか?

残業しなければ家族を養っていく事ができない、家族と一緒に過ごす時間を犠牲にして一生懸命働くのも愛だと思っています。

しかし、サービス残業となれば話は別です。

残業手当が出ないのに何故働き続ける必要があるのでしょうか?

残業は自分・家族の為かもしれません。

しかしサービス残業は会社の為、経営者の為にすぎません。

自分の時間を犠牲にしてまで働く必要はないと思います。

しかし、技工士の中にはこんな人もいます。

「自己鍛錬のためにやってるんだ!」

「もっとやらせてくれ!」

「技工士なんだから当然だろ!」

こんな人たちは家族の事をどう思っているのでしょうか?

愛はあるのでしょうか?

人を思いやる気持ちはあるのでしょうか?

おそらく自分の世界に引きこもってしまって自分以外の人間には興味のない人が殆どでしょう。

カリスマ技工士を夢見て、ひたすら歯を作り続けている技工士の姿が目に浮かんできます。

「師匠のようになりたい」

「師匠の側に居させていただけるだけでも幸せ」

「他は何もいらない」

そんな想いを持った人たちがこの業界には大勢います。

生活を潤すために歯科技工士をしているのではなく、自分の理想を追い求めているのです。

医療人としてではなく、職人としての道を選んだ人たちです。

そんな夢を持った人たちが、自分たちの地位向上の為に声を上げるはずがありません。

現にカリスマと呼ばれている技工士さんたちは、自分たちの技術のアピールばかりで業界の底上げについて真剣に声を上げた人はいません。

世界トップレベルの技術を持っている超有名人でも業界の現状を伝えようとはしません。

彼らは業界の現状を十分に把握しています。

そして「私は他の技工士とは違う」と周囲の技工士に自慢げに言います。

そんな事を言ってる人たちがセミナーを開いて「私のような技術を身につければ幸せになれる」と参加者に呼びかけます。

セミナーに参加した人たちは、そのカリスマ技工士の言葉に夢を求めます。

「いつかは俺もカリスマ技工士になって幸せになるぞ!」と胸に熱き思いを込めて自己鍛錬に励みます。

しかし現実は全然違います。

カリスマ技工士の下で働く人間がどんな生活を送っているのか皆さんは知っているでしょうか?

講演では一切語られることのない真っ暗な闇がそこにはあります。

私の知っているカリスマ技工士の会社では「他の技工士は地獄やぞ!」と社員に教え込んでいました。

雑誌や講演では「私は技術があるから他の技工士とは違う」と言いながら、自分の会社の従業員には毎日夜遅くまで残業させ「技工士はこれが当たり前なんだ」「自分ならもっと早くできる。お前らが遅いだけだ」と言っているのです。

こんな事が許されていいのでしょうか?

こんな人たちが業界を代表して現状を世間に伝える事ができるのでしょうか?

自分の会社の醜い部分を伝えてこそ、世間に現状を知ってもらえるのではないでしょうか?


[私は世界トップレベルの技術を身につけた。]


[私の会社では高額な技工料金も請求できる。]

[会社のスタッフはどんなに難しい症例でも対応でき、世界に誇れる素晴らしい技術を会社の人間全員で共有している。]

[しかし、そんな技術を持っていながらも社員には十分な給料を渡せてやれない。]

[良い技工物を作るために毎日夜遅くまで残業している。]

[しかし残業代は払っていない。]

[払ってやることができないのだ。]

[社員は全員サービスで働いている。]

[私の会社ですらこんな状況なのだから、他の会社はもっと大変だろう。]

[業界全体の問題として技工士・歯科医師全員が声を上げなければならない。]


なぜこんな簡単な事が言えないのだろうか?

私にとってカリスマ技工士は、身内だけに自慢話だけして業界の人間をマインドコントロールしているようにしか見えない。

自分さえ良ければという考えがこの業界の低迷を招いたのだ。

狭い視野でしか物事を考えられない技工士に未来はありません。

私もカリスマ技工士に憧れていた時期がありましが、現実を知ったとき洗脳が解けました。

あなたは何の為に歯科技工士として働いていますか?

生活のためですか?

それとも自分のためですか?

自分の事しか考えていない技工士が業界全体の底上げなんてできるはずがありません。


病気の事で皆さんに色々とご心配をおかけしてすみません。

これからも更新を頑張って続けていくつもりです。

歯科技工士という影の仕事を世間の人たちにもっと知ってもらいたいというのが私の願いです。

多くの技工士に自分の意思を伝える事の大切さに気付いてほしいと同時に、世間の人にはこの業界の異常さに気付いてほしいと思っています。

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お知らせ [歯科技工士]

長い間更新をさぼってすみませんでした。

前回の更新日翌日に倒れてしまい、最近まで入院していました。

ただの過労かと思っていたのですが、検査の時に病気が見つかり家に帰ることも出来ませんでした。

ブログは再開しますがこれから先、私自身の健康を維持する余裕もないので更新の回数は減らせていただきます。

勝手を言って申し訳ないのですが、今の私にできる事はこれが精一杯です。

今まで「伝える」ことばかり考えていましたが、これからは「託す」ことを重点に考えていこうと思っています。

皆さんの協力が必要です。

私に力を貸してください。お願いします。



私はこれまで「技工を語る」のではなく「技工士の生々しい現状」を伝えるつもりでブログを書いてきました。

「技工士」という生き物は、仕事に没頭するあまり世間から孤立している人が殆どです。

「技工士」が作るものは確かに素晴らしいです。

しかし、「技工士の働く環境」は劣悪そのものです。

多くの技工士がそれに気付きながら、何も言えない状態で今もなお働き続けています。

そんな環境で働く「技工士」は素晴らしい職業と言えるのでしょうか?

小さな世界で背伸びしているだけで、外の世界に出たら誰にも相手にされないというのが今の技工士の現状です。

世界一の技工士と言っても、歯科業界以外の人が聞いたら誰のことかもさっぱり分からないでしょう。

技工業界では有名な人でも、世間に出れば一般人と同じです。


もう一度「歯科技工士」という職業を客観的に見てみませんか?

今、技工士が何をしなければならないのか答えが出てくるはずです。

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不況に強い歯科技工士? [歯科技工士]

少し古いニュースですが…

石川のニュース

不況に強い、人気急上昇 歯科衛生士・技工士 県内専門学校、志願者が倍増

口腔ケアを行う歯科衛生士=金沢市内

 全国的に歯科衛生士と歯科技工士の若者離れが懸念される中、石川県内で衛生士と技工士を志す若者が増えている。
それぞれの県内唯一の養成校である県歯科衛生士専門学校と県歯科技工士専門学校の今年度の入学試験では、ともに前年の倍以上と例年を大きく上回る志願者が集まった。
関係者は長引く就職難で、資格取得後の就職率が高い衛生士と技工士に人気が集まったとみている。
 近年、少子化や労働条件の厳しさなどから歯科衛生士と歯科技工士を志す若者は減少していた。
しかし、今年は県歯科衛生士専門学校の入学試験受験者が急増。
昨年までの志願者数は50人前後にとどまっていたが、今年は105人となり、入学者は定員の50人を上回った。
県歯科技工士専門学校でも今年度の入学者数は21人で、昨年、一昨年の11人から倍増した。

 長引く不況にもかかわらず、歯科衛生士と技工士の求人は多く、県内の歯科衛生士の有効求人倍率は約2倍、技工士も約1倍となっており、両校の卒業生は例年、ほぼ全員が就職している。

 県歯科衛生士専門学校と県歯科技工士専門学校では、県内の高校に歯科の校医などを通じて就職に有利であり、口だけでなく全身的な健康保持にも効果を発揮するといわれる口腔(こうくう)ケアで衛生士や技工士の果たす役割が大きいことなど紹介し、PRに力を入れてきた。

 両校の蓮池芳浩校長は「衛生士と技工士は50代が多く、今後ますます若者の育成が必要になる。仕事の魅力をさらに周知していきたい」と話している。



こんなこともあるんですね…(lll´Д`)

あんまりツッコミ入れたら怒られるんでねぇ…。

抑えていきましょうか(;^ω^)


歯科技工士の現状を知ってる人は、「技工士になりたい!」って思うのでしょうか?

相当リスクの高い職業なので、躊躇しますよね…。

就職率が高いのは地職率が高いからなんですよね。

しかも技工物は単価が安いので、普通の労働時間では生活ができません。

技術を身につけたいと思ったら、ラボで「勉強」を夜遅くまでしないといけません。

「修行中」は給料を貰おうなんて思ったらダメです。

「教えて下さっている」と思わなければやっていけないでしょう。


もっともっと技術を磨いて有名になろうと思ったら、生活の全てを「歯科技工」に捧げる覚悟をしなければいけません。

有名な技工士さんは一日中休み無しで研究しています。

少しでもしんどいと思ったら諦めた方がいいと思います。


技工物そのものは患者さん一人一人に合わせて作られる付加価値の高いものですが、だからと言ってそれで儲かるという仕事ではありません。

職人の世界です。

陶芸の世界によく似ています。

職人が作り上げた世界だから大変なところがいっぱいあります。

でも、病み付きになる人もいるようです。

そんな人だと幸せな人生を送れるでしょう。



最近、技工だけでは収入が少ないのでアルバイトを始めました。(せめて年収200万ほしいので)

高校生の子に怒られたりもします。

大変だけど、生きていくためには仕方の無いことです。

ブログの更新が遅れたりすると思いますが、お許しください。

しかし最近のバイトの時給は技工よりいいですね。

歯科医院で働く時間減らしてもらおうかな…。

そりゃぁ若者が技工士辞めるのも納得してしまいます。

技工士の待遇が良くなればいいのですが、今のままじゃダメだと思います。


私は偏った考えの持ち主です。

今まで散散歯科医師に酷い事を言われてきました。

対等な立場ではなく、いつも見下されていました。

経営者にもこき使われました。

今まで経験してきた事が心に染み付いてしまってます。

中には素晴らしい考えを持った人もいますが、ごく少数としか思えません。

悪い人ばかり接してきたから、悪い考え方しか出来ません。


でもこの業界を良くしたいという考えでは皆さんと同じだと思っています。

こんな私でも何か業界のためになればいいなと思っています。

反感も買うと思いますが、これが私なんです。

育った環境が違うので考え方も違います。

しかし、今はぶつかり合ってる場合じゃないと思います。

みんなで一緒にゴールを探しましょう。
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地位向上のために [歯科技工士]

今まで有名技工士さんの悪い事をいっぱい書いてきましたが、そんな人たちも技工士の地位向上?のために一生懸命頑張ってこられました。

歯科技工を愛するがあまり、ほかの事に目がいっていなかった…。

他人の苦しみに気付いてやることができなかったのです。


技工士の仕事は自分との戦いです。

机に向かってコツコツとひたすら歯を作り続けます。

同じ職場内の人間でも殆ど目を合わすことがありません。

それゆえに、他人とのコミュニケーションが下手くそになってしまいます。

自分の世界に入り込んでいる人が多いのもその為です。


歯科技工士の世界が狭いと言われているのもこの為ではないでしょうか?

いつも技工室にこもっていると、外の世界で何が起こっているのか分からなくなってしまう時があります。

世間から取り残された気分になります。


技工士にオシャレな人が少ない(見た事がない)のは流行が分からないからだと思います。

あまり外出する事もないから、服装なんて気にしないという方も多いのではないでしょうか。

私がそうなんです。

服にお金をかけたことがありません。

毎日洗濯して清潔に保っていたらそれで良いと思っています。

恥ずかしくて人の多い所には行きたくありません。

だから西成での生活がとても心地よく感じます。

だれも服装なんて気にしません。

白い目で見られません。


時代に取り残された技工士と、時間が止まっている西成はよく似てるんですよ。


西成に国家資格を持ってる奴がいるって知れ渡ったら面白い事になりそうですね。

技工士の名が泣いてるよ…。


こんな歯科技工士ですけど、有名な技工士さんたちは私らとは別の次元で活躍してるんですよね。

歯科材料の研究をメーカーの人たちと一緒にやったり、講習会を開いて技術を後輩たちに伝えています。(非常に高いので私は参加した事がないのですが…。)

歯科医師からも崇められています。

私のような三流技工士にできる事ではありません。

技術を身につけた人だからこそ、出来ることなのです。


日本の技工士は世界トップレベルと言われているのは、この人たちのおかげです。

自分の名前を高めることは決して悪い事ではありません。

技術のある技工士さんが先頭に立って、この業界を良くしてくれたらいいのです。

本来、私のような人間が前に出るべきではないのです。

有名な技工士さんたちは喋るのがとても上手です。

そんな人たちが世間に技工士の現状を伝えてくれたら、この業界は良くなるんですけどね…。


有名技工士さんに仕事を出している歯科医院も凄いです。

積極的に技工士の意見を取り入れて、技工士からアドバイスを伺ったり、私が知ってる歯科医師と歯科技工士の関係じゃないんですよ。

歯科医師が下手な形成(削り方)をした時、有名技工士さんのラボでは模型(歯型)を送り返してます。

技工士が歯科医師に向かって「やり直してください!」と言いたいことが言える関係なんです。


これは有名な技工士さんだから出来ることなんです。

私が今まで見てきた世界は、歯科医師と技工士では天と地ほど身分に差がありました。

月とすっぽん、ゾウとミジンコです。


有名技工士さんの周りには素敵な歯科医師の先生方が集まります。

技工士の事を大切に思っている先生ばかりです。

互いを信頼しあっています。

有名技工士さんは、とても素晴らしい環境を作ることが出来るんです。


しかし、私のような底辺技工士はダンピングに苦しめられ生活もままならない状況です。

有名技工士さんが、ここで歯科医師に訴えかけてくれれば少しは良くなるんじゃないでしょうか?

自費専門だからとか、保険専門だからとか言ってる場合じゃないんです。

技工士全体の問題として声を上げてもらえませんか?

力があるんなら有効に使いましょうよ(^^)



最近、持病の腰痛が酷くて椅子に座るのがとても辛いです…。
毎日みなさんが読んでくださるのが私の楽しみでもあるのですが、明日一日休ませてもらってもよろしいでしょうか。
毎日ブログを更新するのが目標だったのですが、テーマが技工士ゆえに暗い話ばかりになり持病の鬱が悪化してきてるんですね(^^;)
夜なかなか寝付けなくて、眠くなるまでブログの記事を考えたりするんですけどこれがどうも良くないみたいなんです。
怖い夢にうなされたりして生きた心地がしません。
肉体と精神を少し休めたいので勝手を言って申し訳ないのですが…(^^;)
毎日多くの方がこのブログを訪問して下さってます。
訪問数が多ければ多いほどこのブログの価値は高まっていきます。
いつの間にかランキングも8位になりました(^^)
ランキングが上がれば一般の方の訪問も増えます。
技工士の知名度が上がります。
インターネットに接続したときは、このブログにアクセスしていただけるでしょうか。
1ページごとにアクセス数がカウントされます。
皆様のご協力、お願い申し上げますm(__)m
いつもnice!を押してくださっている皆さんには申し訳ないのですが、今後のお礼コメントが出来なくなると思います、ちゃんと訪問はさせて頂きますよ(^^;)
一般の方も歯の事でお悩みがあればお気軽にコメント欄に相談して下さいね。
ここには、その道のプロが大勢いますので(^^)
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