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なぜ歯科技工士の現状は良くならないのだろうか [歯科技工士]

歯科技工の世界は明らかに異常だと思います。

安い賃金で身体を壊すギリギリまで働き、世間との交流を断ち自分の世界に引きこもって黙々と義歯を作り続ける世界に現代の若者が魅力を感じるのでしょうか?

人間としての生活ができない世界が仕事として成り立つとは到底思えません。

仕事はあくまでも生活を潤すための手段だと私は思っています。

家庭を持ち、家族と充実した生活をする為に人間は働きます。

出来る限り家族と一緒に過ごす時間を作り、絆を深め合っていくのが本当の家族ではないでしょうか?

残業しなければ家族を養っていく事ができない、家族と一緒に過ごす時間を犠牲にして一生懸命働くのも愛だと思っています。

しかし、サービス残業となれば話は別です。

残業手当が出ないのに何故働き続ける必要があるのでしょうか?

残業は自分・家族の為かもしれません。

しかしサービス残業は会社の為、経営者の為にすぎません。

自分の時間を犠牲にしてまで働く必要はないと思います。

しかし、技工士の中にはこんな人もいます。

「自己鍛錬のためにやってるんだ!」

「もっとやらせてくれ!」

「技工士なんだから当然だろ!」

こんな人たちは家族の事をどう思っているのでしょうか?

愛はあるのでしょうか?

人を思いやる気持ちはあるのでしょうか?

おそらく自分の世界に引きこもってしまって自分以外の人間には興味のない人が殆どでしょう。

カリスマ技工士を夢見て、ひたすら歯を作り続けている技工士の姿が目に浮かんできます。

「師匠のようになりたい」

「師匠の側に居させていただけるだけでも幸せ」

「他は何もいらない」

そんな想いを持った人たちがこの業界には大勢います。

生活を潤すために歯科技工士をしているのではなく、自分の理想を追い求めているのです。

医療人としてではなく、職人としての道を選んだ人たちです。

そんな夢を持った人たちが、自分たちの地位向上の為に声を上げるはずがありません。

現にカリスマと呼ばれている技工士さんたちは、自分たちの技術のアピールばかりで業界の底上げについて真剣に声を上げた人はいません。

世界トップレベルの技術を持っている超有名人でも業界の現状を伝えようとはしません。

彼らは業界の現状を十分に把握しています。

そして「私は他の技工士とは違う」と周囲の技工士に自慢げに言います。

そんな事を言ってる人たちがセミナーを開いて「私のような技術を身につければ幸せになれる」と参加者に呼びかけます。

セミナーに参加した人たちは、そのカリスマ技工士の言葉に夢を求めます。

「いつかは俺もカリスマ技工士になって幸せになるぞ!」と胸に熱き思いを込めて自己鍛錬に励みます。

しかし現実は全然違います。

カリスマ技工士の下で働く人間がどんな生活を送っているのか皆さんは知っているでしょうか?

講演では一切語られることのない真っ暗な闇がそこにはあります。

私の知っているカリスマ技工士の会社では「他の技工士は地獄やぞ!」と社員に教え込んでいました。

雑誌や講演では「私は技術があるから他の技工士とは違う」と言いながら、自分の会社の従業員には毎日夜遅くまで残業させ「技工士はこれが当たり前なんだ」「自分ならもっと早くできる。お前らが遅いだけだ」と言っているのです。

こんな事が許されていいのでしょうか?

こんな人たちが業界を代表して現状を世間に伝える事ができるのでしょうか?

自分の会社の醜い部分を伝えてこそ、世間に現状を知ってもらえるのではないでしょうか?


[私は世界トップレベルの技術を身につけた。]


[私の会社では高額な技工料金も請求できる。]

[会社のスタッフはどんなに難しい症例でも対応でき、世界に誇れる素晴らしい技術を会社の人間全員で共有している。]

[しかし、そんな技術を持っていながらも社員には十分な給料を渡せてやれない。]

[良い技工物を作るために毎日夜遅くまで残業している。]

[しかし残業代は払っていない。]

[払ってやることができないのだ。]

[社員は全員サービスで働いている。]

[私の会社ですらこんな状況なのだから、他の会社はもっと大変だろう。]

[業界全体の問題として技工士・歯科医師全員が声を上げなければならない。]


なぜこんな簡単な事が言えないのだろうか?

私にとってカリスマ技工士は、身内だけに自慢話だけして業界の人間をマインドコントロールしているようにしか見えない。

自分さえ良ければという考えがこの業界の低迷を招いたのだ。

狭い視野でしか物事を考えられない技工士に未来はありません。

私もカリスマ技工士に憧れていた時期がありましが、現実を知ったとき洗脳が解けました。

あなたは何の為に歯科技工士として働いていますか?

生活のためですか?

それとも自分のためですか?

自分の事しか考えていない技工士が業界全体の底上げなんてできるはずがありません。


病気の事で皆さんに色々とご心配をおかけしてすみません。

これからも更新を頑張って続けていくつもりです。

歯科技工士という影の仕事を世間の人たちにもっと知ってもらいたいというのが私の願いです。

多くの技工士に自分の意思を伝える事の大切さに気付いてほしいと同時に、世間の人にはこの業界の異常さに気付いてほしいと思っています。

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お知らせ [歯科技工士]

長い間更新をさぼってすみませんでした。

前回の更新日翌日に倒れてしまい、最近まで入院していました。

ただの過労かと思っていたのですが、検査の時に病気が見つかり家に帰ることも出来ませんでした。

ブログは再開しますがこれから先、私自身の健康を維持する余裕もないので更新の回数は減らせていただきます。

勝手を言って申し訳ないのですが、今の私にできる事はこれが精一杯です。

今まで「伝える」ことばかり考えていましたが、これからは「託す」ことを重点に考えていこうと思っています。

皆さんの協力が必要です。

私に力を貸してください。お願いします。



私はこれまで「技工を語る」のではなく「技工士の生々しい現状」を伝えるつもりでブログを書いてきました。

「技工士」という生き物は、仕事に没頭するあまり世間から孤立している人が殆どです。

「技工士」が作るものは確かに素晴らしいです。

しかし、「技工士の働く環境」は劣悪そのものです。

多くの技工士がそれに気付きながら、何も言えない状態で今もなお働き続けています。

そんな環境で働く「技工士」は素晴らしい職業と言えるのでしょうか?

小さな世界で背伸びしているだけで、外の世界に出たら誰にも相手にされないというのが今の技工士の現状です。

世界一の技工士と言っても、歯科業界以外の人が聞いたら誰のことかもさっぱり分からないでしょう。

技工業界では有名な人でも、世間に出れば一般人と同じです。


もう一度「歯科技工士」という職業を客観的に見てみませんか?

今、技工士が何をしなければならないのか答えが出てくるはずです。

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